今回も、文章上達法についてお話しします。
文章がうまくなるための5ステップの2つ目は、「読み方を変える」というものです。
あなたは、新聞や雑誌、書籍などを読むとき、どのように読んでいますか?
普通は「どんなことが書かれているのか?」を理解しようとして、書かれている内容に注目して読んでいますよね。
私も普段何かを読むときは、そうしています。
何らかの文章を読むとき、1回目はそれでよいのですが、2回目は別の読み方をしてほしいのです。
では、どのような読み方をすればよいのか?
それは、書いてある内容ではなく、「書き方に注目して読む」ということです。
たとえば、
・書き出し(ツカミ)はどう書かれているのか?
・文章の展開(全体構成)はどうなっているのか?
・読みにくいところはなかったか?(どうすれば読みやすくなるのか?)
・上手な言い回しや表現はあったか?
・最後のまとめ方(オチ、メッセージ)はどうなっていたか?
などに注目して読んでいくわけです。
新聞や雑誌、書籍などプロが書いた文章には、見習うべき点がたくさんあります。
逆に、ブログなどネット上にあふれている素人が書いた文章の中には、わかりにくいものもあり、それらは反面教師にすることができます。
つまり、世の中に出回っている文章には、良いものにも悪いものにも何かしらの学びがあるということですので、今後はそういう目で読んでみることをおすすめします。