文章上達の4つ目のステップは、「とにかく書く」ことです。
スポーツでも楽器の演奏でもそうですが、何事もうまくなるためには量稽古が必要です。
文章も同じで、大量の文章を書くことで上達していくのです。
本を読んだり、セミナーを受講したりしているだけでは、文章に関する知識は増えても、文章はなかなかうまくはなりません。
実際にインプットしたことをアウトプットして初めて力がついていくのです。
では、「毎日、日記でも書くか!」と思ったあなた。
ちょっと待ってください。
個人的な考えですが、日記はいくら書いても、あまり文章力はアップしないと思っています。
なぜなら、日記は基本的に人に見せるものではないからです。つまり、自分さえ読めればいいので、そこに「読む人への配慮」はないケースが多いのです。
では、何で量稽古をすればいいのか?
私は、ブログをおすすめしています。
ブログは基本的に第三者の目に触れるものですから、書くときはそれなりに緊張感があります。
「この漢字、間違ってないかな~?」、「これ意味わかるかな~?」、「言いたいことがちゃんと伝わってるかな~?」など、多少なりとも読む人のことを考えて書くと思います。
じつは、これが大事なのです。
では、ブログに何を書けばいいのかということですが、「今日、何を食べました。どこどこへ行きました。誰と会いました」といった話ではなく、私は「何かに対する自分の意見や考え方」を書くことをおすすめしています。
なぜかというと、意見や考え方を書くためには、その前提として、自分の考えをまとめる必要があるからです。
さらに、それをどのように伝えるか、そして、どのようにすれば説得力を持たせられるのかも、考えなければならないため、難しいけれども、それを継続していくことで文章力がアップしていくのです。
あなたもぜひ、始めてみてください。
<文章上達法 その3 文章上達法 その5>