<Lesson.002>7つの間違い探し解説編

前回の答え合わせです。

<前回の問題>

◆あなたは、以下の文章の間違いを正しく直せますか?

1.このビルは全館禁煙になります。

2.山本は気が置けないヤツなので信用できない。

3.彼は泣きながら逃げる彼女を追いかけた。

4.今回の新商品は、お客様のご意見を改良した自信作です。

5.私は大学1年のときに京都観光に行ったのをきっかけに、

47都道府県をすべて制覇した。

6.A社の大ヒット商品であるゲームソフトが発売されたのは、

今から約40年前の1895年のことである。

7.私はお客様と話をするのが大好きです。

なぜなら、お客さんと話しをしていると、

勉強になることが多いからです。

      *

では、正解と解説です。

1.このビルは全館禁煙になります。

【解説】

「なります」という言葉は、「サナギが蝶になる」のように、

変化を伴う場合に使うのが原則。

➡このビルは全館禁煙です。

      *

2.山本は気が置けないヤツなので信用できない。

【解説】

「気が置けない」という言葉は、「気を使わなくてもいい」

という意味なので、「信用できない」は間違い。

➡山本は気が置けないヤツなので一緒にいてラクだ。

      *

3.彼は泣きながら逃げる彼女を追いかけた。

【解説】

この文章だと、泣いているのは彼なのか彼女なのかが不明。

どちらが泣いているのかを明確にするには、読点が必要。

➡彼は、泣きながら逃げる彼女を追いかけた。

 ↑泣いているのは彼女

➡彼は泣きながら、逃げる彼女を追いかけた。

 ↑泣いているのは彼

      *

4.今回の新商品は、お客様のご意見を改良した自信作です。

【解説】

「ご意見を改良した」はおかしい。

➡「ご意見をもとに改良した」、「ご意見を参考に改良した」

      *

5.私は大学1年のときに京都観光に行ったのをきっかけに、

47都道府県をすべて制覇した。

【解説】

「きっかけに」の使い方がおかしい。

➡~~行ったのを皮切りに、

➡~~行ったのがきっかけとなり、全国制覇を決意。

 10年後にようやく47都道府県をすべて制覇した。

      *

6.A社の大ヒット商品であるゲームソフトが発売されたのは、

今から約40年前の1895年のことである。

【解説】

単純なタイプミス

➡1985年

      *

7.私はお客様と話をするのが大好きです。

なぜなら、お客さんと話しをしていると、

勉強になることが多いからです。

【解説】

「お客様」と「お客さん」、「話」と「話し」が混在。

表記の統一が必要!

ちなみに、「話」の送り仮名については、

「話」を名詞として使う場合は、送り仮名は不要。

「話」を動詞として使う場合は、送り仮名を入れるのが一般的。

      *

さて、いかがでしたか?

全問正解できなかった人は、

引き続き、このブログをお読みください。

次回からは、このような問題を2問と、

ちょっとした頭の体操になる漢字クイズを1問、

出題していきますので、お楽しみに!

では、また。

※途中から読み始めた方は、

最初の記事(Lesson.001)から

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