前回の答え合わせです。
<前回の問題>
◆あなたは、以下の文章の間違いを正しく直せますか?
1.このビルは全館禁煙になります。
2.山本は気が置けないヤツなので信用できない。
3.彼は泣きながら逃げる彼女を追いかけた。
4.今回の新商品は、お客様のご意見を改良した自信作です。
5.私は大学1年のときに京都観光に行ったのをきっかけに、
47都道府県をすべて制覇した。
6.A社の大ヒット商品であるゲームソフトが発売されたのは、
今から約40年前の1895年のことである。
7.私はお客様と話をするのが大好きです。
なぜなら、お客さんと話しをしていると、
勉強になることが多いからです。
*
では、正解と解説です。
1.このビルは全館禁煙になります。
【解説】
「なります」という言葉は、「サナギが蝶になる」のように、
変化を伴う場合に使うのが原則。
➡このビルは全館禁煙です。
*
2.山本は気が置けないヤツなので信用できない。
【解説】
「気が置けない」という言葉は、「気を使わなくてもいい」
という意味なので、「信用できない」は間違い。
➡山本は気が置けないヤツなので一緒にいてラクだ。
*
3.彼は泣きながら逃げる彼女を追いかけた。
【解説】
この文章だと、泣いているのは彼なのか彼女なのかが不明。
どちらが泣いているのかを明確にするには、読点が必要。
➡彼は、泣きながら逃げる彼女を追いかけた。
↑泣いているのは彼女
➡彼は泣きながら、逃げる彼女を追いかけた。
↑泣いているのは彼
*
4.今回の新商品は、お客様のご意見を改良した自信作です。
【解説】
「ご意見を改良した」はおかしい。
➡「ご意見をもとに改良した」、「ご意見を参考に改良した」
*
5.私は大学1年のときに京都観光に行ったのをきっかけに、
47都道府県をすべて制覇した。
【解説】
「きっかけに」の使い方がおかしい。
➡~~行ったのを皮切りに、
➡~~行ったのがきっかけとなり、全国制覇を決意。
10年後にようやく47都道府県をすべて制覇した。
*
6.A社の大ヒット商品であるゲームソフトが発売されたのは、
今から約40年前の1895年のことである。
【解説】
単純なタイプミス
➡1985年
*
7.私はお客様と話をするのが大好きです。
なぜなら、お客さんと話しをしていると、
勉強になることが多いからです。
【解説】
「お客様」と「お客さん」、「話」と「話し」が混在。
表記の統一が必要!
ちなみに、「話」の送り仮名については、
「話」を名詞として使う場合は、送り仮名は不要。
「話」を動詞として使う場合は、送り仮名を入れるのが一般的。
*
さて、いかがでしたか?
全問正解できなかった人は、
引き続き、このブログをお読みください。
次回からは、このような問題を2問と、
ちょっとした頭の体操になる漢字クイズを1問、
出題していきますので、お楽しみに!
では、また。
※途中から読み始めた方は、
最初の記事(Lesson.001)から